発達障がいがある息子を小学校に入学させる時
はい、お答えします。
まずは、お住まいの市町村の教育委員会に連絡して下さい。
市町村によって、教育指導課など、いろいろ名称がありますが、教育委員会に連絡するとわかります。
そこには、相談担当者がいます。
担当者といっても、ほとんどは、学校出身の指導主事です。
担当者は、年度ごと変わることがありますから、注意して下さい。
初めて学校から指導主事になった方は、要領よく話し合いができない場合があります。
連絡すると、相談日時を決める事になります。
相談は、何回か行われます。
途中、担当者はお子様の学校に訪問し、状況を把握します。
状況によって、普通級、特別支援学級、または、特別支援学校と、本人にとっての教育の場が、どこが適切か考えるのです。
もちろん、保護者の意見を最優先に考えます。
ですから、担当者の考えでなく、親としての考えを持っていてください。
教育委員会が、この子は特別支援学校が適当であると判断しても、自分の子どもは、地域の環境で育てたい、と考えるのであれば、それをしっかり伝えてください。
ある程度相談が進み、教育委員会で、教育支援委員会が開かれます。昔は就学指導委員会と呼ばれたものです。
この委員会には、学校関係者、医師、行政担当者など、10人ほどの人がいます。
小学校入学前であれば、保護者とお子様が呼ばれ、面接のようなことをやります。
大勢の人が関わりますから、初めはびっくりして、泣き出してしまうお子さんもいます。大丈夫ですから、安心させて下さい。
それが終わると、教育委員会から通知が届きます。
その通知に、入学する場所が書かれています。
あと大事なことは、お子様が入学される学校と連絡をとり、いろいろ相談しておくことを勧めます。
学校には、教育相談コーディネーターの先生もいますから、安心して相談してください。
入学前に、学校に来てください、などと言われることもあります。
いち早く学校になれるためにも、早めに訪問しておくといいですね。
教育委員会の担当者が、連れ添ってくれる場合がありますので、担当者にこうしたことも聞いておきましょう。
なにより、お子様が成長できる場、それが大切です。